KYOTOGRAPHIE Satellite
KG+は、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に、2013年よりスタートした公募型アートフェスティバルです。2019年に7回目を迎え、この度プログラムを一新します。
京都から新たな才能を世界に送り出すことを目指し、意欲ある参加者を広く募集して展覧会を開催いたします。 また、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭との連携・同時開催を通して、KG+参加アーティストに、国際的に活躍する写真家やアーティスト、国内外のキュレーターやギャラリストとの出会いの場と情報発信の機会を提供いたします。さらに、参加型のプログラムを実施し、来場者や市民が写真芸術文化に親しむ環境をつくります。元京都市立淳風小学校を始め、市内各所で展開される多様な表現が地域と訪れる人々をつなげ、新たな発見や交流がうまれることを期待します。
Canon’s cultural support project to discover, nurture, and support new photographers pursuing new possibilities in creative photographic expression
This year, applications were received from April 18 until June 13, and 7 Excellence Award winners and 12 Honorable Mention Award winners were selected from 1,992 entrants.
Honorable Mention Award winner
Kim Kyungbong (selected by Takashi Yasumura)
第3の基本理念である「ヤング・ポートフォリオ」は、写真表現に情熱を燃やす青年たちの創造性に富んだユニークな作品を後世に残すために、当館が募集するものです。この募集はコンテストではなく、当館の収蔵作品として優秀な作品を収集する活動の一環です。
毎年35歳以下の若い作家の作品を公募し、選考の後、当館のパーマネント・コレクションとして購入し展示しています。未だ評価の定まらない、完成への途上で闘っている青年たちの作品にこそ、時代を切り拓く力が秘められていると私たちは考えています。完成度は高くないが、独創的で表現意欲の高い作品を美術館が購入することによって、若い作家に勇気を与えたい。今後も写真をめぐるさまざまな変化に柔軟に対応し、作品の収集、展覧会、出版活動などを通して若い作品と作家をバックアップし、広く社会に紹介したいと考えます。
Collection
Adjustment mechanism
屋久島国際写真祭(YPF)は「世界から屋久島へ、屋久島から世界へ」をキーワードに、屋久島を拠点とした写真祭開催による文化交流活動、そして作品を国内外にて展示する移動式ギャラリーとしての活動を通して、まだ知られざる屋久島の魅力を世界に発信すること、そこから島の活性化につながることを望んでいます。
このYPFのフィロソフィーをもとに、今秋11月3日から5日間にわたり「第三回屋久島国際写真祭」を開催し、これまでで初の試みとなる「YPF PHOTO CONTEST」を開催いたします。この度の「YPF PHOTO CONTEST」では審査員にパリを拠点にファッションや肖像の分野の第一線で活躍するMauro Mongiello氏を迎え、「屋久島部門」「自由部門」を設けております。
表現するということは伝えるということ。1枚の写真を通してそこに込めた思いがひとに伝わるとき、言葉や文化を超えた感動が生まれます。小さな島から発信された写真が、海を越えて人の心を動かす、YPFはそんな写真の可能性を信じています。
ひとが歌う、描く、踊るように、伝えたいものを「写真表現」にてご応募ください。皆様の写真の多様性に触れられること、写真の可能性を信じ、共に発揮できることを楽しみにしております。
Excellence award
Kim Kyungbong (MNEMONIC)